術後のフォローアップ
術後のフォローアップ

乳がん治療後、再発や新たながんの発症を防ぐために、定期検査を受けることが重要です。再発リスクが最も高いのは治療後の最初の5年間であり、この期間中は特に慎重なフォローアップが必要とされます。乳房やリンパ節、骨、肺などへの転移の兆候を早期に発見するために、定期的なマンモグラフィーや超音波検査やレントゲン検査、血液検査などが行われます。
また乳がんになった方は反対側の乳房にも乳がんができるリスクが高いと言われており定期検診が必要です。再発リスクを減らすためには、治療後の生活習慣が大きく影響します。食事や運動、体重管理が重要な要素となります。バランスの良い食事を心がけ、アルコールや喫煙を避けましょう。また、適度な運動を続けることで、体重を適正に保ち、全身の健康を維持することで再発リスクを下げることができます。
リンパ浮腫の診察をご希望の方は個別に診察をいたしますので
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乳がん治療後の生活において、患者さんが最も悩むのは心理的な問題です。がんの診断を受けること自体が大きなショックであり、治療が終わった後も再発の不安や、治療の影響による身体の変化に対するストレスを感じることが多いです。身体的な疲労や痛み、再発への恐怖、外見の変化など、精神的な負担が増します。日常生活や社会生活に支障をきたすこともあるため、早期に対処することが重要です。
心のケアが非常に重要で、心理的なサポートを得るために、必要に応じてカウンセリングや心理療法を受けることは有効です。治療が終わった後も、再発や転移を早期に見つけるために定期的な経過観察が必要です。また、治療による副作用や、乳房の変化による心理的な不安に対しても、私たち医療チームがサポートします。リハビリや栄養指導、カウンセリングリンパ浮腫治療などを通じて、患者さんの生活の質を高める取り組みを行っています。
リンパ節への転移の状況、しこりの大きさ、病期、ホルモン療法が効くかどうか、閉経状態などを参考にして治療法を選択します。
しこりの大きさが3cm以下で、乳管内にがんの広がりがないもの、多発していないものであれば、乳房を全部取らずにしこりの部分だけを取り除く手術(乳房温存術)が可能です。最近では温存術が多くなっています。 また乳房を全摘しても乳房を再建する手術も行われています。
通常は1週間以内です。乳房再建を行った場合は10日から2週間ぐらいです。
がんから産生・分泌されるたんぱく質を目印(マーカー)にしてがんの存在を調べるもので、乳がんの経過観察に用いられる血液検査です。
もちろん職場復帰は可能です。 術後の治療方針によって個人差がありますので医師と十分ご相談ください。
手術、放射線療法、化学療法、内分泌療法の中から治療法が選択されます。
再発の部位、症状などによって異なってきます。
治療効果に影響を与えたり、薬の副作用を増強させる可能性があります。
必ず医師にご確認ください。
当院では乳がんの術後のリンパ浮腫の患者さんのケアを行っています。乳がんの治療においてリンパ節を切除した場合、リンパ液の流れが妨げられ、リンパ浮腫という症状が現れることがあります。これは、腕や手の腫れを引き起こし、痛みが増強し腕が動かなくなったりすることがあります。当院ではリンパ浮腫専門の看護師によるリンパマッサージ、圧迫療法やリハビリテーションを行っています。これらにより症状を軽減し、進行を抑えることができます。
乳がんの治療においてリンパ節を切除した場合、リンパ液の流れが妨げられ、リンパ浮腫という症状が現れることがあります。これは、腕や手の腫れを引き起こし、痛みや炎症が起こり腕が動かせなくなったりします。
患者さんは、リンパ浮腫の予防のために、過度な圧力や怪我を避け、患部の清潔を保つことが必要です。また、早期発見と早期対応が重要であるため、定期検診の時に診察を受け、必要に応じた圧迫スリーブの着用やリンパマッサージを行う必要があります。
リンパ浮腫の診察をご希望の方は個別に診察をいたしますのでお電話でご予約をお取りください。
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